NTTドコモが発表した「プッシュトーク」は、久々に新しさを感じさせるサービスだった。PTT(プッシュ・ツー・トーク)の技術を利用しており、「ボタンを押しながら話す」という、トランシーバーのような通話スタイルを採用。その使い勝手は、これまでの携帯電話とはかなり異なる。
ドコモの狙いや料金体系、ドコモが思い描く利用シーンなどはそれぞれ別記事を参照してもらうとして、本稿では「携帯をどう操作して、どう話すのか」を紹介しよう。
●プッシュトークメニューから発信
プッシュトークは、基本的に端末側面に用意された専用ボタンからメニューを起動して利用する。このプッシュトーク専用ボタンは、端末によって右側面に配置されていたり、左側面に配置されていたりする。
ユーザーはここでメンバー一覧を開き、通話相手を選んで発信する。名前欄のチェックボックスにチェックを入れ、左下ソフトキーを押せば発信だ。プッシュトークの特徴として、4人まで同時に発話できる。
相手が着信を取ると、画面上のステータス表示が「参加」に変化する。参加するユーザーが一人でもいれば、プッシュトークで話しかけることが可能。ユーザーは側面のプッシュトークボタンを押すことで、発言権を獲得できる。もちろん、相手が先に発言権をとってしまったら自分はしゃべれない。誰が発言権を持っているかは、液晶画面から確認できる。ちなみに、話す間はずっとプッシュトークボタンを押し続ける必要があり、いったん離すと発言権が開放される。
発言権を一回取るごとに、5.25円課金されるので注意が必要だ。ボタンを押して一言「あ」といってボタンを離しても5.25円、制限いっぱいの30秒話し続けても5.25円となる。ちなみにプッシュトークを着信して「参加」しているだけでは課金されない。
参加者は、着信側はいつでもプッシュトークを切って「不参加」のステータスに戻ることが可能。ただし最初の発信ユーザーがプッシュトークを切ると、全員の通話が切れてしまう。また誰もしゃべらない(発言権を取らない)まま30秒たつと、プッシュトークの接続が切れる。そういう意味では音声定額といっても、つなぎっ放しにして音声を実況中継する……という使い方はできない。
●IP電話ならではのメリット、デメリット
プッシュトークは、前述のとおりIP電話サービス。このためメリット、デメリットがそれぞれある。
メリットはやはり、定額制を導入できたこと。ドコモは今回新たに、プッシュトークを定額にする「カケ・ホーダイ」なるプランを用意した。プッシュトークは「パケ・ホーダイ」の適用対象外になるが、カケ・ホーダイに加入すれば話し放題を実現できる。
デメリットとしては、例えば110番、119番といった緊急通報が行えないことが挙げられる。このあたりはIP電話業界全体が抱える問題でもある。また、ドコモのネットワークを通じて音声パケットをやり取りしているわけで、iモードサービスと並存できないという問題もある。具体的には、プッシュトーク中はiモードに接続できないし、iモードメールも受信できない。テレビ電話を着信することも不可能だ。
ただ逆にいえば音声サービスとは並存できるわけで、設定にもよるが「電話優先」にしておけば、プッシュトーク中に電話がかかってきた場合に普通に着信を取ることができる。プッシュトーク中の電話は留守電に誘導する、といったことも可能だ。
●音質は?
VoIPサービスといえば、気になるのは音質面。説明員によれば、プッシュトークでは32kbps程度の帯域を使って音声パケットを伝送している。ブロードバンド環境下で提供される無圧縮のIP電話サービスは80kbps程度の帯域を使うから、単純に考えればこれより音質は悪いことになる。
ただし、実際に聴いてみた限りではそれほど悪くない。FOMAよりは悪いが、PDCよりはいいといったところか。プッシュトークはハンズフリーで話すのがデフォルト設定だから、相手の声が耳から離れたところで聞こえてくることになる。そのため、周囲の環境によっては聞き取りにくいこともあり得るのだが、右下ソフトキーを押してハンズフリー設定をオフにして、直接耳にあてればなかなかの音質だ。
気になるのは、音声の遅延。説明員は1〜2秒と話していたが、実感として2秒以上かかる場面もあった。遅延と音声品質はトレードオフの関係にあるため、クオリティのバランスを保つために多少遅延は犠牲になったところがあるようだ。ちなみに、細かい点だがプッシュトークを発信してから、相手の電話に着信するまでもかなりのタイムラグが感じられた。
●電話帳との連携
プッシュトークはプッシュトークボタンを押して、事前に設定しておいたグループを選んで発信する……というのが普通の流れ。ユーザーは画面下方に見えている「新規」を選んで、プッシュトークをかけたい相手を登録できる。ただし、プッシュトークは電話番号でかけられるため、異なるかけ方もできる。
例えば普通に番号をダイヤルして、最後にプッシュトークボタンを押して発信すれば1人に対してプッシュトークをかけられる。電話帳からプッシュトークを発信することも可能。ただしこれらの場合は、最大4人までの「グループ」を対象にプッシュトークできない。話し始めてから、ほかのメンバーを追加でプッシュトークに招待するといったこともできなくなっている。
ちょっと面白いのが、プッシュトークも発着信履歴がきちんと残ること。グループが相手の場合グループ名が発着信履歴に残るが、ここで当該グループ名をクリックすれば「誰とプッシュトークしたか」の詳細が分かる仕組みになっている。
●法人向けサービスのインタフェースは?
以上見てきたのは通常のプッシュトークサービスだが、最後に法人などを対象にしたより上位のサービス「プッシュトークプラス」の概要を見てみよう。プッシュトークとの違いは最大20人を相手に通話可能なこと、最大200グループ1000名を登録可能なこと、およびそれらの登録アドレスを管理者がPCから編集できることなどだ。
PTTは海外ではビジネスユースで使われることも多く、たいていのサービスが「会議中」「在席」などの状態表示(プレゼンス表示)機能を備えている。ドコモは今回のプッシュトークでコンシューマーをターゲットにしており、あえてプレゼンス機能を排除した。その代わり、プッシュトークプラスではプレゼンス表示をしっかりと行えるようになっている。
ユーザーは「ネットワーク接続」を選択して、管理者のいるサーバにアクセスする。ちなみに、このサーバ自体はドコモが用意したもので、いわば各管理者が間借りしているかたち。ユーザーはここから、大規模な登録者のプレゼンスを確認し、自由にプッシュトーク発信を行える。
細かいポイントとしては、プッシュトークプラスでは登録者の電話番号が表示されない。プライバシーの問題もあり、管理者のみが全容を把握しているのだという。各ユーザーは、互いに電話番号を知らずにいてもプッシュトークの会話を行える仕様になっている。
(2005.10.21/+D Mobile)
眠い―――――
明日は松電ISのディスカッションです。履歴書書いてます。
眠いです。
今日は宇宙〜の書類選考結果通知の日でした。
「厳正なる選考の結果、貴殿におかれては不通過となりました。」
不採用ktkr!!!
あんま志望度は高くなかったんですが、それでも結構へこみますな。
明日松電IS行ったら次の選考までしばらく間が空くんで、
もう一社ぐらい説明会参加しておこうかなと思います。